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過去の「最新情報」

2023年01月07日 15時09分
知多娘のツアー
かもめツアー「知多娘。と一緒に学ぶ知多半島」
名鉄知多バスの知多娘のツアーが、来山されました。
ツアーの一環で、当寺の楼門・弘法堂・涅槃像・本堂と拝観されました。
「知多娘」HPもあります。http://www.chita-musume.com/blog/2023/01/chitabas/ へのリンク








2023年01月01日 15時46分
令和5年 謹賀新年
明けましておめでとうございます。昨年と同様に元日の初参りは、新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。

本年もよろしくお願いします。



今回も動画制作(*限定公開)をしました。以下のリンクにアクセスしてみてください。
https://youtu.be/7dxE7SvKcsU へのリンク

2022年12月18日 19時30分
墓地の整備完了
境内裏の一時安置の納骨堂(阿弥陀堂)と客殿の建設に伴い、墓地の塀と入り口付近も整備させていただきました。
墓地の入り口の階段は、スロープに変わり、新しい水屋が完成しました。
桶のスタンドを設置し、玄猷寺の名前入りの桶を新調しました。お墓参りの方は、ぜひご利用ください。
ちなみに、手洗鉢はそのままですが、享保9年(1724)の刻字があり、大変古いものだということが分かりました(*玄猷寺研究室の記事参照)。これまで通り、大切にご使用いただければと思います。


墓地の水屋(*水汲み場)

墓地入り口のスロープ

2022年12月10日 16時49分
境内の鹿威し
鹿威しを撮影してみました。
YouTubeで見られます。
https://youtu.be/M91fRPX7fSw へのリンク

2022年10月21日 15時11分
令和4年度 弥陀さん 本山遙拝
恒例の「弥陀さん」ですが、今年も新型コロナ対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。また、毎年11月頃に行っております恒例の本山参拝も行けませんので、この場で、遙拝もさせていただきました。毎年、曹洞宗の3つの本山のいずれかをローテーションで参拝しておりますが、今年は曹洞宗の開祖、道元禅師様がお開きになった永平寺へ行く番でした。ちなみに、曹洞宗の3つの本山とは、福井の永平寺、横浜の總持寺、能登の總持寺祖院です。

今年は、当日の動画をアップさせていただきました(ダイジェスト版 *限定公開)。
https://youtu.be/lEBuc7tcb_M へのリンク



「弥陀さん」については、過去にも数回、紹介しておりますが、「虫供養」とも呼ばれ、在家の人が、鉦や太鼓を鳴らしながら、念仏を唱える行事です。融通念仏宗の開祖とされる良忍上人が、近くの出身であることから、このような伝統が残っているようです。
*詳細は、「過去の最新情報」から2012年9月と2013年9月の記事をご覧ください。

2022年08月08日 08時31分
令和4年 施食会
8月6日は、恒例の「施食会(せじきえ)」ですが、新型コロナウイルスがまた過去最多を更新している中、今年もその対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただきまして、厳修させていただきました。
(*以前は、「施餓鬼(せがき)」と呼んでおりましたが、「餓鬼」という用語の意味をめぐって、近年の曹洞宗では公的に「施食会」と呼んでおります。)
 昨年同様、塔婆(とうば)を一斉に並べ、山門施食、新精霊(初盆)、特修大施食・大施食・施食・永代供養と、供養別に法要を行いました。
 最後に棚経(たなぎょう)も、お宅に行かない代わりに、希望者のみ特別に塔婆を用意させていただき、この場で読経させていただきました。




2022年05月31日 21時43分
弘法大師様 誕生仏の公開
お大師様の誕生仏をお祀りいたしました。
知多四国の札所寺院では、本年より6月1日から弘法大師様の誕生日の15日まで、お生まれになった姿を模した誕生仏をお祀りいたします。
ぜひ、ご参拝ください。当寺では、弘法堂の祭壇正面にお祀りさせていただきました。

追記
6月15日、知多四国第79番の妙楽寺で、御誕生の「慶讃法要」が行われました。知多四国霊場会のYouTubeでご覧いただけます。
https://youtu.be/y7nmlgIMWm8 へのリンク

ちなみに、右の写真にあります誕生仏の開眼供養の様子も動画で見ることができます。よろしければ、ご覧ください。
https://youtu.be/fLCb4lWeFW4 へのリンク

2022年04月30日 21時55分
令和4年度 弘法大師 御正当
今年も、弘法大師様の御正当を勤めさせていただきました。毎年、弘法大師様の旧暦の命日、3月21日に行っておりますが、今年はちょうど1か月遅れの4月21日に当たっておりました。まだまだコロナ禍ですので、現職の総代さん方だけに代表してご参列いただき、全員マスク着用でお参りさせていただきました。
少人数ですので、昨年同様に弘法堂でお参りさせていただきました。法要中には、外からたまたまいらっしゃった巡礼のお遍路さんもお参りしておられました。

住職は、遠方での葬儀のため、副住職がお勤めさせていただきました。
当日の模様は、ダイジェストでユーチューブにアップしました(*限定公開)。
https://youtu.be/6PyRSjkUvvQ へのリンク

2022年03月10日 11時37分
東海テレビの「スイッチ」で放映
東海テレビ(フジテレビ系)で放送中の「スイッチ」の「はじめまして」というコーナーで、アナウンサーの高井一さんが、知多四国のお遍路をしております。先日、当寺にも参拝されました。昨日と一昨日で2回分、その模様が放送されましたので、お知らせします。右の写真は、ロケ中に撮った写真。業務用の照明に照らされていて、本堂の祭壇がきれいに映っております。
東海テレビの動画サイトで2回分の放送を見ることができます。よろしければ、アクセスしてみてください。

1回目の放送
https://locipo.jp/creative/14556bcd-f3b0-45b8-b35b-5d3d4aa08710?list=c48cf74f-ceae-4383-9d97-d4a35ef9eb09 へのリンク

2回目の放送
https://locipo.jp/creative/334d9ac5-905e-4a80-983f-39a2367b6a01?list=c48cf74f-ceae-4383-9d97-d4a35ef9eb09 へのリンク


2022年02月12日 14時15分
令和4年 涅槃会
 2月11日は、恒例の涅槃会(ねはんえ)です。涅槃会とは、お釈迦様のご命日の法会です。お釈迦様の本来のご命日は2月15日ですが、当寺では毎年祝日の11日に行っております。今年も、新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。

当日の模様をダイジェストで動画にいたしました。YouTubeからご覧いただけます(*限定公開)。
https://youtu.be/SarUqHbIrXk へのリンク

2022年01月01日 16時57分
令和4年 謹賀新年
明けましておめでとうございます。昨年と同様に元日の初参りは、新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。

本年もよろしくお願いします。

今回は、動画制作(*限定公開)をしました。以下のリンクにアクセスしてみてください。
朝課 https://youtu.be/lUToy2hpbZw へのリンク
初参り(巡拝) https://youtu.be/hivJSaXwh4k へのリンク



2021年11月19日 22時00分
上棟式
 現在、境内裏に、一時安置の納骨堂(阿弥陀堂)と客殿の建設をしております。2月の地鎮式に引き続き、11月15日に上棟式を行わさせていただきました。コロナ対策として、現職の総代さんと工事関係者のみで、お勤めさせていただきました。
 法要式に引き続き、工匠式も行われました。当日の模様がYou-Tubeの動画で見られます(限定公開)。動画は、7分ほどに編集しております。以下の写真をクリックしてみてください。

You-Tubeの動画より

2021年09月26日 22時18分
弥陀さん 本山遙拝
 本日は、恒例の「弥陀さん」ですが、今年も新型コロナ対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。また、毎年11月頃に行っております恒例の本山参拝も行けませんので、この場で、遙拝もさせていただきました。毎年、曹洞宗の3つの本山のいずれかをローテーションで参拝しておりますが、今年は能登の總持寺祖院へ行く番でした。
 ちなみに、曹洞宗の3つの本山とは、福井の永平寺、横浜の總持寺、能登の總持寺祖院です。永平寺の3代目の住職であった徹通義介禅師が、外界的に活躍したことから、その弟子、瑩山禅師が能登に總持寺を建立し、より広い範囲で曹洞宗の礎を築くことになりました。ところが、明治の末、能登の總持寺が火災で焼失したことを機に、時代の流れに乗るかのように、政治経済の中心に近く、海の玄関口のある横浜へ移転することになったのです。その後、能登の總持寺は、地元の人の尽力もあり、總持寺祖院として復興し、結果、本山が3つになりました。
 今年は、能登の總持寺が初めて開山されて、700年という記念すべき年にもなります。参拝できないのは残念ですが、またいつか行けることを願って、遙拝させていただきました。


本山(總持寺祖院)へ遙拝の様子

「弥陀さん」の様子

 「弥陀さん」については、過去にも数回、紹介しておりますが、「虫供養」とも呼ばれ、在家の人が、鉦や太鼓を鳴らしながら、念仏を唱える行事です。融通念仏宗の開祖とされる良忍上人が、近くの出身であることから、このような伝統が残っているようです。
*詳細は、「過去の最新情報」から2012年9月と2013年9月の記事をご覧ください。

2021年08月07日 16時23分
令和3年 施食会
 8月6日は、恒例の「施食会(せじきえ)」ですが、今年も新型コロナウイルス対策によりまして、現職の総代さんだけに代表して来ていただきまして、厳修させていただきました。
(*以前は、「施餓鬼(せがき)」と呼んでおりましたが、「餓鬼」という用語の意味をめぐって、近年の曹洞宗では公的に「施食会」と呼んでおります。)
 昨年同様、塔婆(とうば)を一斉に並べ、山門施食、新精霊(初盆)、特修大施食・大施食・施食・永代供養と、供養別に法要を行いました。
 最後に棚経(たなぎょう)も、お宅に行かない代わりに、希望者のみ特別に塔婆を用意させていただき、この場で読経をしました。


令和3年施食会(YouTube *音声のみ)

2021年05月02日 15時02分
令和3年度 弘法大師 御正当
 本日は、弘法大師様の旧暦の命日でございます。例年ですと、檀信徒の皆様にご参列いただき、お参りさせていただきますが、まだまだコロナ禍ですので、現職の総代さん方だけに代表してご参列いただき、全員マスク着用でお参りさせていただきました。
 通常、多くの方々にご参列いただけるように、広い本堂でお参りさせていただきますが、本日は少人数ですので、弘法堂でお参りさせていただきました。法要中には、外からたまたまいらっしゃった巡礼のお遍路さんもお参りしておられました。弘法大師様の行事ですので、このように弘法堂でお参りできて、かえって良かったのではないかと思うようでもありました。


法要中の様子

2021年05月02日 14時52分
虹がかかっていた
 昨日は、夕方頃、突然の雨。最後は、天気雨のような感じになりました。空を見上げると、曇り空の中に何と虹(にじ)がかかっていました。

 こんなことは、伽藍が新しくなって、恐らく初めてのことです。ちなみに翌日は、弘法大師様の旧暦の命日。何か不思議な感じですね。


2021年02月13日 14時10分
地鎮式
 現在、境内裏に、一時安置の納骨堂と客殿の建設を計画しております。涅槃会の後に、地鎮式を行わせていただきました。
コロナ対策として、現職の総代さんと工事関係者のみで、お勤めさせていただきました。

住職による洒水 *お清めの儀式


鎌入れ



鍬入れ

2021年02月13日 13時25分
令和3年 涅槃会
 2月11日は、当寺の恒例の涅槃会(ねはんえ)でした。涅槃会とは、お釈迦様のご命日の法会です。お釈迦様の本来のご命日は2月15日ですが、当寺では毎年祝日の11日に行っております。今年は、新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。
 祭壇には、当寺に伝わる涅槃図の掛け軸が掛けられております。掛け軸が保存されている箱には、天保12年(1841)とありますので、この涅槃図は今年でちょうど180年経ったことになります。(昭和55年(1980)に表装のし直しをしておりますので、比較的きれいです。)
 近所在住のお檀家様のご先祖様が180年前に作図し、三盛庵に寄進されたもののようです。恐らく、明治以後に、廃寺になった三盛庵から当寺に持ってこられたものと思われます。
(*三盛庵については、「玄猷寺研究室」のリンクより、「神護山 三盛庵」の記事をご覧ください。)
 この涅槃図は、毎年2月11日から2月15日まで当寺の本堂で見ることができます。


2021年01月18日 13時34分
令和3年 大般若会
 本日は、恒例の大般若会(だいはんにゃえ)でした。新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。
 当寺の年中行事では、唯一の「ご祈祷」となります。ご祈祷とは、生きている人に対する除災・増福の法要です。いわゆる悪いことが起こらないようにという願いに応える趣旨のものです。こうしたご祈祷では、「大般若経」というお経を用います。全部で600巻もありますので、経本を転読(扇状にパラパラ)をして、すべて読んだことにします。古来、こうした経本を転読する際に起こる風にあたると功徳があると信じられております。
 通常、経箱を並べ、数人のお坊さんが同時に経本を取り出して、転読をしますが、本日は導師(住職)のみがマスク着用の上、転読しました。大きな声を出すので、お寺の行事の中では、一番感染リスクの高いといえるかもしれません。意外と1人の転読でも、ちゃんとご祈祷すれば、大丈夫という感じでした。
 そういえば、ご祈祷を専門とする密教系の宗派(真言・天台宗)のお寺さんは、普段、個別に依頼されるご祈祷(交通安全・安産など)を1人でやっているところもあるということを聞いたことがあります。

 ちなみに、曹洞宗では坐禅を主とした宗派(禅宗)ですので、大般若会のようなご祈祷は、民衆のニーズに応えて、密教系の宗派から取り入れたという経緯があります。本山の永平寺でも、こうした大般若会は行いますが、主要な行事ではありません。ですが、もう一方の本山の総持寺をはじめとして、豊川稲荷、可睡斎など盛んにやっているお寺もあります。

 

2021年01月09日 09時49分
氷がはっていた
 寒い日が続いております。雪国ではないので、ほとんど雪が積もることはありませんが、ここ2日間、夜から朝にかけて境内の手水と、玄関前の鹿威しの水が、凍っていました。見た感じ、透き通った氷なので、まるで市販されている氷のようです。鹿威し自体もくっついてしまい、動きません。






2021年01月03日 12時05分
夕日に照らされる涅槃像
 新年早々、日の入りの時間に、涅槃像が夕日で照らされていました。若干、夕日が差し込む位置がずれていたり、雲があったりで、薄っすらしていますが、涅槃像がオレンジ色っぽく見えました。


日の入り時間の楼門




2021年01月01日 13時57分
令和3年 謹賀新年
 明けましておめでとうございます。元日の初参りは、新型コロナウイルス対策のため、現職の総代さんだけに代表して来ていただき、厳修させていただきました。

本堂(祝祷朝課・韋駄天諷経) → 秋葉参り(伽藍神の社) → 弘法参り(弘法堂)  → 涅槃像(永代供養墓)
密を防ぐため、庫裡のお参り(韋駄天諷経)を本堂で行い、仏殿(楼門2階)でのお参りは省略いたしました。

本年もよろしくお願いいたします。



本堂


2020年09月26日 11時50分
令和2年度 弥陀さん
 本日は、「弥陀さん」の行事でした。「虫供養」とも呼ばれ、当寺では、毎年9月26日に行っております。在家の人が、鉦や太鼓を鳴らしながら、念仏を唱える行事です。融通念仏宗の開祖とされる良忍上人が、地元出身であることから、このような伝統が残っているようです。
*詳細は、「過去の最新情報」から2012年9月と2013年9月の記事をご覧ください。

 今年は、大供養(おおぐよう)と言って、市内荒尾町の浄土宗・清水寺(せいすいじ)と、お隣の知多市にあります天台宗・法海寺のそれぞれ祭壇に掲げる掛軸を持ち寄って、行う行事でした。
 新型コロナウイルス対策により、各寺の役員と住職のみで、厳修させていただきました。
 
また、今年は、恒例の本山への研修懇親旅行も中止とさせていただくため、念仏供養の前に、当寺のご本尊様に向かって本山参拝のお参りもさせていただきました。

  席の間隔をあけて、ソーシャルディスタンスを考慮いたしました。

2020年08月06日 21時31分
新型コロナ対策の施食会
 本日は、恒例の「施食会(せじきえ)」でした。
(*以前は、「施餓鬼(せがき)」と呼んでおりましたが、「餓鬼」という用語の意味をめぐって、近年の曹洞宗では公的に「施食会」と呼んでおります。)

 毎年、多くの檀信徒の皆様に、ご参拝いただくのですが、今年は新型コロナウイルス対策によりまして、現職の総代さんだけに代表して来ていただきまして、厳修させていただきました。
 これまでにない試みですが、塔婆(とうば)を一斉に並べ、山門施食、新精霊(初盆)、特修大施食・大施食・施食・永代供養と、供養別に法要を行いました。
 最後に棚経(たなぎょう)も、希望者のみ事前に塔婆を用意させていただき、この場で読経をしました。(今年は、お宅の仏壇へお参りする棚経は、行いません。)


祭壇の様子


お坊さんたちの席も、ソーシャルディスタンスを考慮しています。

本堂の様子


導師(住職)の席

2020年05月22日 13時08分
週刊誌に掲載されました
 『サンデー毎日』5月31日号(毎日新聞出版2020年)に「ON and OFF 新緑のパワースポット 知多四国八十八カ所 潮風と里山のお遍路」(125~129頁)という記事が掲載され、札所寺院が10カ寺ほど紹介されました。
 その中の最後に、当寺も写真付きで紹介され、特に「涅槃像」の写真がクローズアップされておりました。是非ご覧下さい。

2020年01月03日 13時50分
令和2年 謹賀新年
 明けましておめでとうございます。令和初めての新年です。今年も元日に、初参りを厳修させて頂きました。
本堂(朝課) → 弘法参り(弘法堂) → 韋駄天諷経(庫裡) → 日中(楼門二階・仏殿) → 秋葉参り(伽藍神の社) → 晩課(涅槃像前)
毎年のように、大凡、1日分のお参りをすると1時間かかりました。


お正月のお供えが並ぶ本堂の様子


弘法堂

 本年もよろしくお願いします。
2019年11月18日 19時28分
令和元年 護持会 研修旅行(1日目)
 今年も恒例の研修旅行を催しました。当寺では、1年に1回は本山へ、1ヶ月に1回は当寺へ、1日に1回はお仏壇へお参りしましょうをモットーにしております。曹洞宗の本山は、開祖とされる道元禅師が開いた永平寺(福井)、そして宗派として確立した瑩山禅師の開いた總持寺祖院(能登)、後に移転した總持寺(横浜)の実質的に3つのお寺があります。当寺では、毎年3つの本山のいずれかをお参りしています。
 今年は、11月12~13日に、永平寺の参拝をメインに旅行を催しました。毎回、修行僧に案内をお願いしているのですが、ここ数年修行僧の人手不足のため、当寺の住職と当HP作成者で案内しながら回りました。予め永平寺から了解を頂き、仏殿で般若心経とご詠歌をあげさせていただきました。永平寺には、「七堂伽藍」という本格的なお寺の7つの堂宇が、すべてそろっています。
 7つの堂宇とは、法堂(はっとう*法を説く場所。実際は各種法要を行う本堂に当たる場所)・仏殿(ぶつでん*本尊のお釈迦様を安置し、礼拝する場所)・山門(さんもん*一般には寺院の正門ですが、永平寺では修行僧が修行の始めと終わりにそれぞれ1回のみ通ることが許される場所)・僧堂(そうどう*坐禅、食事、就寝など生活の場)・大庫院(だいくいん*台所)・東司(とうす*トイレ)・浴室(よくしつ*お風呂)です。下の案内図の写真では、赤色の名札がついている場所です。



 数年前、当HP作成者が修行していた時と、そこまで変ることもない感じでしたが、床が新しくなっていたり、所々修復されているようでもありました。他の本山とは異なり、やはりここへ来ると修行時代のことが思い出されるようで、感慨深いようでもありました。

   
上の写真は有名な「唐門(勅使門)」です。永平寺の住職に当たる禅師様のみが特別なときに潜る門です。右の写真は、様々な場面で合図の役割をする「木版」という一種の打楽器です(以前は、叩く部分がだいぶ彫れて、削れていましたが、いつの間にか新調されていました)。

 山門の左あたりから中雀門(ちゅうじゃくもん*山門と仏殿の間にある門)に向かって撮影しました。紅葉は、まだ早いようでした。ちなみに法堂は、法要中で撮影できませんでした。永平寺では、修行僧にカメラを向けることは固く禁じられています(皆さん、注意しましょうね)。
 ここに文章を書きます。
2019年11月18日 21時41分
令和元年度 研修旅行(2日目)
 毎年、本山を参拝した次の日は、特別企画で他宗派を含むお寺を参拝しております。今年は、京都へ向かい、大原の三千院(天台宗)と、嵐山の天龍寺(臨済宗)へ行きました。

大原 三千院門跡
 まずは、大原ですが、ここも紅葉はまだ完全ではないようです。でも部分的には、きれいでした。


 ここでも、お寺側の許可を得て、メインのお堂と思われる「往生極楽院」の中で般若心経をあげさせてもらいました。ここでは、かなり大きな阿弥陀三尊が祀られています。当寺(玄猷寺)でも、地元の習慣で9月に阿弥陀三尊の掛け軸をかけて「弥陀さん」という行事をやっています。

往生極楽院

 それから、何と言っても、大原は仏教音楽の聖地としても知られています。境内の両側に流れる川の名前は、「呂川(ろせん)」と「律川(りっせん)」と言って、雅楽の音階である「呂」と「律」に因んでいます。仏教音楽と言えば、日本では多くの場合、お経などの唱えごとにメロディー(節)をつける声明(しょうみょう)のことを指しますが、声明は雅楽の音階を取り入れています。声明の場合、理論的には五音階を基本とし、5つ内の真ん中の音(第3音)の高さによって、呂音階、もしくは律音階というように決まります。西洋音楽(クラシック)でも、長調と短調があるように、こうした日本の音楽にも音階の理論があります。そのことを思うと、昔のお坊さんは、教養人ですね。ちなみに、こうした2つの音階を唄い分けできないことを「呂律が回らない」と言いますが、そうです、「ロレツが回らない」の由来になっています。
 声明は、天台宗の開祖である最澄の弟子である円仁によって、日本に伝えられたとされていますが、その後、伝承が乱立し、我々の地元(愛知県東海市)出身の良忍上人によって整えられたようです。そのため、良忍上人は声明の中興の祖として知られています。良忍上人が声明の根本道場としたのがこの場所です。実際には、来迎院という建物です。また、良忍上人の廟所もあります。残念ながら、移動時間の関係で、廟所や来迎院の中までは、行けませんでした。また、折を見て個人的に参拝しようと思います。

来迎院の入口


臨済宗天龍寺派
大本山 天龍寺

 さて、次の天龍寺ですが、こちらも非常にいわれのあるお寺です。開山が夢窓疎石です。そうです、当寺(玄猷寺)の開山でもあります。当HP作成者も、いつかは行きたいと思っており、やっと念願を果たせました。当HPの玄猷寺研究室のページでも紹介していますが、当寺には、夢窓疎石の進言で後醍醐天皇を弔うために建てられたとされる寺伝があります。
 実際に、当時、足利尊氏が、この天龍寺をはじめとして、後醍醐天皇の弔いのために全国的にお寺を建てさせており、それらは夢窓疎石を開山としています。当寺(玄猷寺)もその一刹かと思わるのは、そのためです。

庫裏(参拝者入口)


 まず、入り口には、ダルマさんが控えていらっしゃる。それから何と言っても、夢窓疎石による作庭の「曹源池庭園」が世界遺産!美しい~レベルが高すぎ。パネルの解説によると、王朝文化の優美さと、武家文化の荒々しさが融合しているということです。


 それから、こちらでもお寺側の許可を得て、般若心経とご詠歌を唱えさせて頂いたのですが、何と天龍寺の和尚様のご案内で「大方丈」の中に入らせて頂き、そこでお参りできました。世界遺産の庭を背にお参りできたのは、この上ない喜びです。こうしたことは、お寺の研修旅行ならではです。個人や他の団体旅行では、なかなかないですね。

大方丈(内部) *赤い毛氈の上で、お参りしました。

 最後に法堂(*曹洞宗では、仏殿にあたる建物)を拝観しました。向かって右側の祭壇には、夢窓疎石の像が祀られていました。堂内は、撮影禁止でしたので、下は堂外の写真です。

法堂ここに文章を書きます。
2019年06月07日 19時37分
知多西国開創250年記念によせて
 下記の記事でお知らせしましたように、今年は知多西国三十三所の開創250年に当たります。長らく忘れ去られておりましたが、声かけに当たった札所寺院のご住職様のご尽力で、ここ10年で徐々に参拝者を増やしております。当寺もご縁がありまして、22番札所になっています。最近になって、『愛知札所めぐり 御朱印を求めて歩く』(メイツ出版2018年〔2014年の改訂版〕)でも大々的に紹介されましたが、それによりますと文化6年(1809)に発願し、文政7年(1824)に整ったとされます知多四国八十八所のもとになった霊場と考えられるそうです。
 本当にそんなに古い霊場なのかと思っていましたところ、当HP作成者もその証拠を発見しました。以前、「玄猷寺研究室」のページで紹介しました「古文書に見られる玄猷寺」の記事で書きましたが、江戸時代の文書の『張州雑志』で、当寺を既に「知多郡巡礼二十二番ノ札所也」と紹介しています。『張州雑志』は、1700年代に存命した内藤東甫(1728-1788)という藩士が、晩年に調査・執筆したものを編纂していますので、ほぼ確実に知多四国八十八所より古いことがわかりますね。すごい!

 それはさておき、先日6月2日には、開創250年記念の慶讃大法要が札所1番の岩屋寺(南知多・尾張高野山宗の本山)で、各札所の御寺院様が集う中、盛大に行われました。当HP作成者も、運営に協力することになりまして、大役を仰せつかりました。それは、法要後の記念演奏です。
 友人のピアニストと、たまたま知り合ったヴァイオリニストをお招きして、メインには生誕250年を迎えるベートーヴェンの作品(ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11《街の歌》より)を据え、ポピュラーからクラシックまで数曲演奏させていただきました。果たして、参拝者の皆さんの反応はどうだったのか~。


 当日の模様は、ダイジェスト版ですが、知多西国三十三所霊場のホームページで動画として見ることができます。リンクよりアクセス、もしくはネットで「知多西国~」と検索してみて下さい。

記念演奏(本番)


記念演奏のリハーサル中

(写真は、いつもお世話になっているお遍路さんと、今回の共演者より提供頂きました。ありがとうございました。)
2019年01月01日 12時11分
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年も例年通り、午前10時より初参りを厳修させて頂きました。
朝課(本堂) → 弘法参り(弘法堂) → 韋駄天諷経(庫裡) → 日中(楼門二階・仏殿) → 秋葉参り(伽藍神の社) → 晩課(涅槃像前)
大凡、1日分のお参りを1時間でしてしまいました。

     


今年は、知多西国三十三観音の開創250年記念ということで、1年間限定で、御朱印には、観音様のお姿を表した札所オリジナルの記念印がつきます。
本年もよろしくお願い致します。

知多西国開創250年記念印
(当寺の御本尊「十一面観音」)
2018年11月17日 14時10分
平成30年度 護持会 研修旅行
 今年の研修旅行は、11月6日から7日の一泊二日で、北陸方面へ行きました。当寺の住職は、葬儀のため欠席。当HP作成者が引率するような形になりました。毎年、曹洞宗の本山のいずれかをメインにお寺巡りをしようという趣旨で続けておりますが、今年は横浜の鶴見にある總持寺の前身にあたる能登半島の總持寺祖院を訪れました。總持寺は、明治の末に火災に遭ったのを機に、日本の中心地に近い横浜へ移転しましたが、地元の人たちの尽力で、元の總持寺は、祖院として復興しました。
 初日に總持寺祖院を訪れましたが、生憎、北陸三県のご詠歌の講習会中で、また山門は、改修工事中でしたので、拝観場所も限られました。職員の人に案内をして頂き、曹洞宗の発展の礎を気づいた瑩山禅師の墓所(伝燈院)で、勤行させて頂きました。不思議なことに、このお墓は、火災を免れたとのことで、建立当初のものだそうです。いつもは、法堂で勤行させて頂くのですが、瑩山禅師の墓所で読経するのは、初めてです。法堂では、ご詠歌の講習会中、それに対抗するように、ご詠歌も奉詠させて頂きました。


伝燈院の前で説明を聞く一行           経蔵の前で記念写真

国泰寺参拝
 さて、2日目は、恒例の特別企画として、別の宗派の寺院を参拝しました。ここ数年、当寺の元の開山である夢窓国師にちなんで、臨済宗のお寺を参拝しています。これまでに、鎌倉の建長寺、円覚寺、京都の建仁寺を参拝していますが、今年はなかなか訪れることのない富山県の国泰寺を参拝しました。
 国泰寺は、臨済宗国泰寺派の本山です。後醍醐天皇の勅願所となったお寺でもあります。開山の慈雲妙意禅師が、由良の興国寺で活躍した心地覚心(法燈国師)と関わりがあり、そんな経緯から開山忌では、尺八を吹く虚無僧が現れます。心地覚心は、宋から仏教書『無門関』を伝えたことで知られていますが、尺八を吹くことを修行とする普化宗の流れを伝えたともされています。
 当HP作成者の調べるところによりますと、普化宗は、明治年間に廃止されましたが、現在でもそのなごりを臨済宗内で伝えています。戦後になって、京都の東福寺の塔頭寺院である善慧院内においては、かつての普化宗の拠点の1つの明暗寺が、普化正宗と称し、宗教法人として復興したようでもあります。それ以外にも臨済宗の比較的大きな寺院において行事の合間に尺八の吹奏が見られることもあるようです。国泰寺の場合は、年に1回の開山忌において、妙音会という尺八の愛好者の組織によって、虚無僧のお練りがあり、僧侶の読経に尺八の音楽が入るという全国的にも珍しい慣わしがあります(一度は、見てみたいものですね)。
 その他、国泰寺は、近代に入り、哲学者の西田幾多郎と仏教学者の鈴木大拙といった著名人が参禅していることでも知られています。

 今回は、大方丈まで入らせて頂き、勤行させて頂きました。国泰寺の管理にあたっているというお坊さんから貴重なお話を聞かせて頂きました。臨済宗の本山の中でも、交通の便が悪く、気候的にも非常に厳しいロケーションにあり、修行僧もなかなかよりつかないとのことです。

  
 山門の前で記念写真                 月泉庭と大方丈

 非常に趣のある境内は、やはり臨済宗ならでは。法堂と大方丈の間には、月泉庭。小川寿一の名作だそうです。その他は、特に文化財もなく、ただひたすらの修行道場という趣でした。禅宗寺院らしく、身が引き締まるようでした。恐らく、我々のような臨済宗以外の寺院関係者も、そこまで来る機会のないスポットなのかもしれませんね。

法堂


伝燈院(瑩山禅師の墓所)



国泰寺へ

総門


法堂
2018年07月30日 17時34分
国際交流 日本文化の体験
 7月26日、中国の人たちにも日本文化の体験をしてもらおうという趣旨で、中国から北京中央音楽院の学生(紫霞雅楽団)とその関係者をお招きして、坐禅会とお茶会を行いました。
 この企画は、昨年、たまたま縁があって知り合ったティンティンさんという中国琵琶奏者の方の要望で実現しました。(恐縮ながら、その裏には、当HP作成者(副住職)が、音楽の専門家であるということで、是非にということでもあったようです。)奇しくも、北京中央音楽院は、当HP作成者が2年前に、学生時代の恩師の誘いで参加した仏教音楽の国際会議の会場となった学校でもありました。ビルが建ち並ぶ大都会の中にある音楽学校で、とにかく建物が大きかったのを覚えています。中国では、トップクラスの音楽学校で、クラシック音楽はもちろん、中国の伝統音楽のコースもある学校です。クラシックの分野では、世界的ピアニスト、ランランを輩出した学校でもあります。
 そうした音楽学校の学生たちに坐禅の指導をするなんて、夢にも思っていませんでした。

 坐禅会とお茶会終了後は、古琴奏者、趙晓霞(ちょうしょうしゃ)さんの演奏がありました。日本では、なかなか聴くことのできない中国の琴の演奏を間近で聴けたのは、感激でした。




古琴の説明を聞く当HP作成者


ティンティンさんの通訳でご挨拶。楽譜とCDを頂きました。


お見送り


 住職と当HP作成者で、坐禅の指導を行い、お庫裡さん(住職夫人)と、茶道に素養のある檀家さんやそのお知り合いの皆さんの協力で、お茶のお点前がありました。英語がほとんど通じず、中国語の通訳を介しながら行いましたが、理解してもらうのが大変でした。


坐禅の体験中


浴衣姿でお点前


追記 「東海タイムズ」の記事
当日、地元の新聞の取材があり、記事に載りました。
2018年01月07日 11時54分
平成30年 謹賀新年
 明けましておめでとうございます。元旦には、午前10時より、恒例の初参りを厳修させていただきました。本堂で朝課、仏殿で日中、涅槃像で晩課と、この1年がいい年でありますようにと、朝・昼・晩のお勤めを参拝者の皆さんと一気にお参りしました。合間には、弘法堂と庫裡でもお参りしました。
 なお、今年は、知多四国開創210年記念の年です。各寺院には、住職の直筆による記念の角塔婆が建てられております。御朱印には、各寺院オリジナルの記念印がつきます。是非、お参り下さい。本年もよろしくお願いいたします。

   
当寺の記念印               角塔婆

 


追記 「東海タイムズの記事」

 初参り当日、地元の新聞の取材がありました。掲載されている写真は、涅槃像での読経中の風景です。



2017年12月11日 09時48分
平成29年度 護持会 研修旅行
 恒例の旅行が、今年も無事終わりました。昨年度は、当HP作成者は、都合により行けませんでしたが、今年は参加させていただきました。当寺では、毎年、曹洞宗の3つの主要寺院(永平寺〔福井〕・総持寺〔横浜〕・総持寺祖院〔能登〕)のいずれかを参拝しております。今年は、横浜の総持寺を参拝しました。

 当寺の駐車場から、バスで出発し、新東名高速道路を通って、東京方面へ、天候にも恵まれ、車中では富士山がきれいに見えました。


 お昼頃、総持寺に到着。



総持寺の仏殿

 翌日は、鎌倉へ。今年は特別企画として、臨済宗円覚寺派の本山、円覚寺へ参拝しました。当HP作成者のこだわりで、当寺(玄猷寺)の開山、夢窓疎石ゆかりの寺院を訪ねてみようという趣旨でもあります。ちょうど、紅葉の時期と重なり、見どころがいっぱいでした。


円覚寺山門



舎利殿に臨む
 この奥に、神奈川県唯一の国宝「舎利殿」があるようなんですが、ここから先は、修行僧の領域で入れないそうです。


居士林
 在家の修行道場だそうです。


境内を散策
 さすが、臨済宗のお寺は、庭園のレベルが高い。そういえば、夢窓疎石も造園家として有名ですね。夢窓疎石の庭園で有名なのは、京都嵐山の天龍寺ですが、そこは確か世界遺産になっています。またの機会に訪れてみたいものです。

総持寺・大祖堂


大祖堂の内部

 総持寺は、現在の曹洞宗中興の祖とされます瑩山紹瑾(1268-1325)によって石川県の能登に開山されたお寺ですが、明治年間に能登の総持寺が火災で焼失し、明治44年(1911)に横浜の地に移転しました。能登の総持寺は、総持寺祖院として復興を遂げますが、それ以後本山としてはこの横浜の総持寺が担うことになります。
 ひたすら出家者の理想を貫いた曹洞宗の開祖道元禅師を象徴するような永平寺とは対照的に、その教えを庶民層まで浸透させ、曹洞宗という教団を確立した瑩山禅師の理念にかなった現実主義を象徴しているかのようにも思えます。移転当初は田舎でしたが、現在では都市開発が進み、JR「鶴見駅」の近くに隣接しています。都心にもアクセスが便利です。敷地は永平寺より広いようです。境内には、墓地もあり、昭和の大スター石原裕次郎のお墓があることで有名です。

翌日

円覚寺・仏殿

 円覚寺は、鎌倉五山の第二位のお寺。北条時宗が祀られていることで有名です。北条時宗が中国(宋)から招いた禅僧、無学祖元が開山となり、創建されます。「円覚寺」という寺院名は、建立の際、『円覚経』という経典が出土したということに由来するそうです。
 その後、歴代住職には、夢窓疎石の名前もあります。また、明治時代には、その当時の管長、釈宗演という僧侶が、仏教学者の鈴木大拙とともにアメリカに渡り、欧米人に初めて「禅」を紹介します。以来、禅は、「ZEN」として、国際的に注目されるようになりました。皮肉にも、インド・中国に発する宗教(梵語ではディヤーナ、音写すると「禅那」)が、日本語の発音「禅(ゼン)→ZEN」で欧米に普及してしまったんですね。


仏殿の内部(宝冠釈迦如来像)
 宝冠をかぶったお釈迦様が鎮座していらっしゃいます。キリッとしたお釈迦様のお顔に特徴があります。3年前に、近隣の建長寺という臨済宗建長寺派の本山を参拝しましたが、そこではお地蔵様の細くて大きな目つきが印象的でした。そのお地蔵様と共に、この宝冠をかぶったお釈迦様も参拝者に何かを語りかけているようで、その愛嬌(?)に好感が持てました。
 天井には龍が~。

仏殿の天井画(白龍図)
2017年10月01日
平成29年 姫島 お祭り
 今年も例年通り、前夜祭が行われました。お天気にも恵まれ、御神輿が笛・太鼓のお囃子とともに、当寺に到着しました。境内の秋葉さまに1曲奉納され、御神輿や提灯は、弘法堂へ運び込まれました。





 翌日、午前中に当寺から近所の八幡社へ出発します。


翌日の様子(八幡社へ出発前)

弘法堂


御神輿


翌日、準備の様子
 通りがかったお遍路さんも見物していました。
2017年01月02日 23時52分
平成29年 謹賀新年
 明けましておめでとうございます。今年も元日は、午前10時から恒例の初参りを厳修しました。今年初めての《朝課(朝のお勤め)》ということで、伽藍の新築以来、多くの人たちに参拝いただける時間帯に厳修しております。
【本堂→弘法堂→庫裡(韋駄天様の前)→仏殿(楼門2階)→当山鎮守(秋葉様の前)→永代供養塔(涅槃像の前)という順番で勤行します】
 名目上は《朝課》ですが、当HP作成者のアイデアで、事実上は本堂での《朝課》、仏殿での《日中(昼のお勤め)》、永代供養塔での《晩課》というように、1日のお勤めを一気にお参りいただけるようにしています。大凡、1時間かかります。天気がよければ、普段は入れない楼門2階の仏殿にも入れる貴重な機会です。
 来年も、多くの人にお参りいただけるように願っております(喪中の人でもお参りいただけます)。本年も、どうぞよろしくお願い致します。


弘法堂


  「東海タイムズ」507号より
追記
 地元の新聞の取材がありました。1月20日の号に載りました。

本堂


祭壇(本堂)
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中日新聞 平成29年1月1日の広告記事より
2016年11月06日 16時21分
お茶会
 10月28日の午前中に「お茶会」を催しました。満90歳をむかえられた檀家様より、お茶の道具が寄進されました。戦後間もない頃に、当寺でお茶会をやっていたことがあったということで、今回約70年ぶりに一席設けました。





打ち合わせ

当寺の書院にて


椅子席


集合写真

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2015年11月14日 18時21分
平成27年度 護持会 研修旅行
 今年も恒例の研修旅行を実施致しました。毎年、曹洞宗の3つの本山のいずれかをメインに参拝します。今年は、11月4日に能登半島の総持寺祖院を参拝しました。生憎、当寺の住職は、急な葬儀のため欠席。当HP作成者が随行しました。
 総持寺祖院参拝後、和倉温泉で宿泊。翌日は、高岡の瑞龍寺(曹洞宗)へ参拝。山内を、瑞龍寺のご住職よりご案内いただきました。ご住職の非常に演技派の弁舌には、驚かされました。
 平面な土地に七堂伽藍を構え、そのうち主要部分である山門、仏殿、法堂が国宝です。富山県下、唯一の国宝としても有名だそうです。
 建物の周辺は、一面芝生で、一切装飾がなく、同じ禅宗でも例えば臨済宗の寺院に見られるような芸術的な庭園の印象はまったくありません。全体として非常にシンプルな印象を受けます。その点、曹洞宗の純粋さを示しているように思いました。

能登 総持寺祖院にて記念撮影


富山県高岡 瑞龍寺 山門前にて
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2015年10月07日 10時09分
平成27年度 弥陀さん
 以前にも紹介しましたが、「弥陀さん」の行事は、「虫供養」ともいい、毎年9月の末頃に行われています。在家の人が、鉦や太鼓を鳴らしながら、念仏を唱える行事です。融通念仏宗の開祖とされる良忍上人が、地元出身であることから、このような伝統が残っているようです。(ちなみに、良忍上人は融通念仏宗の開祖と仰がれていますが、実際は天台宗の僧侶として、声明(仏教音楽の一種)において多大な業績を残したことで有名です。京都、大原の三千院門跡にあります来迎院を建立し、そこを声明の根本道場としたそうです。)

 毎年、当寺で檀家の人達が集まり、住職の読経の後に引き続いて行われていますが、それとは別に、当寺と市内荒尾町の浄土宗・清水寺(せいすいじ)とお隣の知多市にあります天台宗・法海寺のそれぞれ祭壇に掲げる掛軸を持ち寄って、行う行事もあります。これを大供養(おおぐよう)といいます。
 元来、それぞれの地域で独自に行っておりましたが、昭和24年(1949年)より合同で行われるようになったそうです。会場は、当寺と清水寺と法海寺を毎年、ローテーションで行っています。いずれも、宗派が異なりますので、会場となったお寺の住職が法要を行い、その中で、もしくはその後で引き続いて念仏を行います。また、念仏もその地域により、節回しが異なりますので、その会場の檀家や信者の人達が担当します。当寺は、3つのお寺の中で、唯一禅宗のお寺ですので、宗派の方針からすれば、ただひたすら坐禅であり、念仏とは縁遠いはずなのですが、やはり地元の風習が根強いのでしょう。こういうところに本山級の大寺院にはない、地方のお寺の特色を見ることができるように思います。

法海寺の大供養の模様




昨年の当寺で行われた大供養

 昨年は、当寺が会場となりましたが、今年は法海寺で行われました。法海寺では、この行事を「三寺参り」とも呼んでいました。
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2015年06月20日 15時00分
平成27年度 知多四国巡拝 第1日目
 本年度も知多四国巡拝が始まりました。当寺では、参加者を募集し、毎年6月に2日間に分けて、日帰りで知多四国霊場巡拝を行っております。88ヶ寺ですが、番外を含めて98ヶ寺お参りします。ジャンボタクシーで朝6時に当寺を出発し、夕方6時頃には帰って来るという感じです。昨年は、ジャンボタクシー2台でしたが、本年は、残念ながら、参加者が少数になってしまい、1台で行きました。来年こそは、大勢の参加を望みたいところです。
 6月19日に第1日目が無事に終わりました。天気が危ぶまれましたが、参拝中は、何とか大丈夫でした。
 第1日目でいつも印象的なのは、番外の岩屋山奥之院ですが、水の流れ音が聞こえ、空気もよく、冷やっとしてマイナスイオンたっぷりという感じでした(中には、冷やっとして、暗くて不気味だ思っている人もいるようですが~)。
 また、最後に参拝した第51番の野間大坊では、偶然にも堂内で「絵解き」が行われておりました。堂外からでしたが、非常に興味深く覗かせてもらいました。野間大坊の絵解きは、かつて俳優の小沢昭一さんが取材に来たこともありました。絵解きというのは、ある種の説教ですが、後に絵を見せるという芸能的な要素が、「のぞきからくり」や「紙芝居」の起源にもなりました。


番外・岩屋山奥之院 (知多郡南知多町)


岩屋山奥之院の境内を散策中。


岩屋寺(第43番)で記念撮影。


絵解き中の野間大坊(第51番)。
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2015年03月28日 14時30分
法海寺 護摩堂 落慶法要
 3月26日、寺本(知多市)にある法海寺の護摩堂の落慶式に行ってきました。毎年、9月にある「阿弥陀如来供養」(弥陀さん)のご縁で、招待いただきました。生憎、当寺の住職が不在でしたので、当HP作成者が代理で出席致しました。
 法海寺は、天台宗の古刹です。その縁起には、新羅の沙門、道行と三種の神器の1つ、「草薙の剣」にまつわる不思議な伝説があります。また、これまでに発掘調査も行われ、弥生・古墳時代の貝塚の上に建つ古代寺院址であることが確認されているとのことです。
 落慶式当日は、稚児行列もあり、堂内ではご本尊の不動明王をはじめ、新調された仏像の開眼供養が行われ、その後に護摩供養が厳修されました。インドのバラモン教の儀礼を起源とする護摩供養は、火天を供養し、魔を除き、福を得るために行われる儀礼です。いわゆる、護摩木を焚いて、種々の供物を投じ、供養することによって、願主の煩悩を焼きつくして、諸願を成就させるという意味合いがあります。我々が日常生活で使う「ごまかす」(誤魔化す)という言葉の語源にもなっています。密教系の寺院で行われる儀礼なので、普段見ることもできない貴重な体験をさせていただきました。
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2015年02月12日 20時49分
訃報 先代住職内室
先代住職の内室、瑞室妙祥禅尼(先代のお庫裡様)が、2月7日に永眠致しました(享年93)。
本日、当寺において葬儀が執り行われました。
お世話になった御寺院様や檀信徒の皆様をはじめ、たくさんの方々にお参りいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

合掌
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2015年01月03日 11時13分
平成27年 謹賀新年
明けましておめでとうございます。

午前10時より、元旦恒例の初参りが行われました。午前中は天気にも恵まれました。
例年どおり、本堂→弘法堂→庫裡(韋駄天様の前)→仏殿(楼門2階)→当山鎮守(秋葉様の前)→永代供養塔(涅槃像の前)という順番で勤行。

これは、《朝課》(本堂)→《韋駄天諷経》(庫裡)。間に弘法堂での法要を含みますが、ここまでは、朝のお勤め。そして、大凡お昼に近づくので、そのまま、お昼のお勤めである《日中》(仏殿)。秋葉様の前で、《鎮守諷経》の後、ちょっと早いですが、夜のお勤めである《晩課》(涅槃像の前)。

初参りということで、参拝者の見守る中で、1日分のお勤めを一気にしてしまいました。《日中》と《晩課》は、かなり簡略ですが、これで一応、永平寺などの本山級のお寺で行われている1日分の法会(《朝課》→《日中》→《晩課》)がプチ体験できるようになっています。ちなみに、永平寺では《日中》と《晩課》は、仏殿で行われます。

毎年、参拝者の平均年齢が高いのですが、今年は若い世代の参拝者も数人いらっしゃいました。来年も例年どおり行いますので、是非にご参拝下さい。(*喪中の方でも、参拝できます。)
天気が良ければ、普段は上がれない、楼門の2階へ上がれます。

本年もよろしくお願い致します。

 弘法堂

本堂


須弥壇から臨む本堂
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2014年11月14日 13時26分
平成26年度 研修懇親旅行
 平成26年(2014年)11月4、5日、研修懇親旅行。当寺では、曹洞宗の本山である永平寺、総持寺、総持寺祖院を年ごとにローテーションで参拝しております。今年は、神奈川県の鶴見にあります大本山総持寺へ参拝。当寺の住職は、葬儀のため参拝後、帰山。当HP作成者は全日同行致しました。

 
総持寺にて、記念撮影。                道中で富士山が~。

 三浦半島の城ヶ島で宿泊。宿泊施設からの夕日がきれいでした。


 翌日は、臨済宗の大本山建長寺へ参拝(写真・右)。曹洞宗に対して、もう一方の禅宗寺院の参拝は、今年の特別企画です。
建長寺は、庭園もきれいでした(写真・下)。



 こんな出で立ちで参拝、撮影してましたら、修学旅行生に建長寺のお坊さんと間違えられて、質問攻めにあいました(笑)。

 来年もこの時期に、本山を参拝致します。次回は能登の総持寺祖院に参拝します。ぜひにご参加下さい。








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2014年10月07日 09時02分
2014年 姫島 お祭り
 今年もお祭りがありました。例年のごとく、姫島の八幡社を出発して、町内に祀られている数カ所の秋葉さんの前で、お囃子を奉納(演奏)し、最後に当寺の弘法堂と本堂の間に祀られている秋葉さんの前で、同じようにお囃子を奉納しました。
 しかし、あいにくの台風の影響で、前夜祭のみで、笛と太鼓のお囃子のみでした。例年は、御神輿も運び込まれ、一晩、当寺に安置され、翌朝には八幡社へお囃子とともに行列をつくり戻っていくのですが、翌朝の祭礼は中止されました。残念です~。



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2014年06月28日 21時55分
知多四国弘法参り2
 前回に引き続き、2日目も無事に終わりました。今回は、日間賀島、篠島から始め、南知多から常滑、知多、東海、大府、大高(名古屋)と北上していき、豊明まで行き、最後に当寺をお参りしました。
 以下は、日間賀島、篠島で撮った写真です。番外含め、すべてで98カ寺を2日間でお参りしました。

お勤めの次第
〈般若心経〉、〈光明真言〉、〈宝号〉(「南無大師遍照金剛」)、〈普回向〉

 このような次第で、98カ寺、つまり98回お参りしましたので、今更ながらHP作成者も、お経を(さらに?)マスターできました。また、道中では、旅気分も味わうこともできました。





カテゴリー:
2014年06月16日 22時45分
知多四国弘法参り
 毎年の恒例行事として、2日間に分けて、日帰りで知多四国巡拝をしております。今年は、6月16日と25日。早朝に当寺に集合し、ジャンボタクシーを借りて、巡拝します。
 無事に第1日目を終えることができました。今回は初めて、住職と当HP作成者の2人で参加しました。
 潮が引いていたので、上陸大師も間近で見ることができました。
 


 また次回、第2日目の報告もさせていただきます。
カテゴリー:
2014年02月24日 14時29分
雪景色 2
 2月14日に、さらに雪が降りました。今度は、一面真っ白です。
カテゴリー:
2014年02月12日 14時14分
雪景色
 先日、珍しく雪が積もりました。






カテゴリー:
2014年01月01日 12時29分
謹賀新年 平成26年 元旦
謹賀新年。本年もよろしくお願い致します。

 今年も、午前10時より、朝課が行われました。涅槃像が落慶して、初めての年明けです。本堂と弘法堂で朝課、引き続き、庫裡で韋駄天諷経、楼門2階の仏殿で日中、境内で鎮守諷経、そして今回初めて、涅槃像の前でもお勤めをしました。

 また、今年は弘法大師の知多御巡錫1200年記念ということで、知多四国の各札所の寺院では、納経帳の朱印が、1年間限定版も一緒に押されます。当寺の朱印は、以下のとおりになります。
この機会に、ぜひお参り下さい。
                                  合掌


(↑)昨日の大晦日の本堂。
カテゴリー:行事報告
2013年11月11日 11時51分
平成25年度 研修懇親旅行
 平成25年(2013年)11月7、8日、研修懇親旅行。毎年、曹洞宗の本山である永平寺、総持寺、総持寺祖院とローテーションで参拝しております。今年は、大本山永平寺へ参拝。当寺の住職は、葬儀のため欠席。当HP作成者が同行致しました。
 当日は、道中で、長浜市内にある国宝「十一面観世音菩薩立像」で有名な渡岸寺観音堂へ立ち寄り、参拝。


永平寺内で記念撮影。

 翌日には、「珠姫の寺」として知られる金沢市内にある天徳院へ参拝。珠姫は、加賀藩三代藩主前田利常の正室。24歳の若さで亡くなった珠姫の菩提のために建てられたお寺です。からくり人形「珠姫・天徳院物語」の上演がありました。

天徳院 山門前

 帰途には、特別企画として、当寺の住職の従兄弟が住職をする清瀧寺徳源院へ参拝。米原市内にある天台宗のお寺で、京極家の菩提寺ということで知られています。大変由緒あるお寺です。京極家第19代の京極高次の正室は、「お初さん(常高院)」。大河ドラマで有名になった「お江さん」のお姉さんです。
 境内には、国の史跡や県の文化財・名勝など、見どころがいっぱいありました。

* 来年度は、総持寺の参拝を予定しております。檀家ではない方でもご参加いただけます。詳細は、当寺までお問い合わせ下さい。

清瀧寺徳源院 三重の塔【県指定文化財】


地泉回遊式庭園(清瀧寺徳源院)【県指定名勝】



京極家墓所(清瀧寺徳源院) 【国指定史跡】
カテゴリー:行事報告
2013年09月27日 14時54分
「弥陀さん」大供養
 昨日の記事の続編です。昨年の記事でも紹介しておりますが、新たに紹介します。
 「弥陀さん」の行事は、当寺と市内荒尾町の清水寺(せいすいじ)とお隣の知多市にある法海寺の念仏講が合同で、祭壇に掲げる掛軸を持ち寄って、行うものもあります。これを大供養(おおぐよう)といいます。元来、村々で独自に行っておりましたが、昭和24年(1949年)より合同で行われるようになりました。
 場所は、当寺と清水寺と法海寺を毎年、ローテーションで回しています。今年は、本日9月27日に清水寺で行われました。清水寺では、地元の人達の念仏は、行われず、清水寺の住職を中心に所属宗派(浄土宗)の勤行が執り行われました。
 ここで、掛軸のいわれを紹介します。

「それぞれの掛軸についてのいわれ」
 阿弥陀如来は、清水村の九郎三郎という人が武田軍に奉公した折に持ってきたもので、観世音菩薩と勢至菩薩は姫嶋村の衛門九郎が、当寺の寺宝「聖徳太子像」と一緒に持ってきたようで、九郎三郎と衛門九郎は、兄弟だとか~。
 一方、寺本村に孫市という人がいて、九郎三郎と同じく、武田軍に奉公していて、戦の時に敵の陣太鼓を奪い取り、家宝としたところ、縁あって尊像に帰依し、この太鼓と鉦で合わせて念仏を唱えるようになったとか~。
* 清水寺(東海市荒尾町)所蔵の『大念仏虫供養縁起』(『東海市史 資料編 第一巻』(愛知県東海市1971年)の翻刻から要約。

右は、掛軸のいわれに出てくる3人の位牌です。
「唯春長公座元」 → 衛門九郎
「無元量心禅定門」 → 九郎三郎
「観清道音禅定門」 → 孫市

 ちなみに「唯春長公座元」は、姫島にかつてあった三盛庵の開基とされています(玄猷寺研究室、「神護山 三盛庵」、「寺宝、聖徳太子像」の記事参照)。

当寺所蔵の3人位牌。

* 来年は当寺の番ですので、是非にお参り下さい。
  日時: 2014年9月26日

清水寺に掛けられた3つの掛軸。
真ん中が「阿弥陀如来」(清水寺所蔵)、右が「観世音菩薩」(当寺所蔵)、左が「勢至菩薩」(法海寺所蔵)。


掛軸のいわれに出てくる3人の位牌(清水寺)。


カテゴリー:行事報告
2013年09月26日 14時47分
図像と写真で見る「弥陀さん」の今昔
 9月26日、当寺の年中行事である「弥陀さん」の法要が行われました。これは「虫供養」ともいい、元来地元の在家の人達が、独自に行ってきた行事ですが、現在では主催が当寺に任され、細々と継承しております。虫供養というのは、どうしても農作業の際に駆除しなければならない虫に対して供養するといった意味があるようです(過去の「最新情報」の記事を参照)。

 以下は、『張州雑志 第一巻』(愛知県郷土資料刊行会1975年)の79ページより。江戸期に西浦(現在の常滑市内)で行われていた虫供養の様子です。昔から類似した行事が、周辺でも行われていたようです。
 残念ながら、図像の右下に見える「数珠回し」は、当寺では、もう行われていないようです。





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2013年05月05日 13時39分
涅槃像、永代供養塔 落慶法要
 法要当日の様子を掲載します。






カテゴリー:お知らせ
2013年01月26日 19時48分
涅槃像 開眼
 本日、涅槃像、永代供養塔の落慶法要が、行われました。写真は、前日の準備中の様子です。お天気には恵まれましたが、あいにくの強風で、法要中は、祭壇の供物がひっくり返り、焼香をする頃には、炭が燃え尽きて小さくなってしまうなど、トラブルが続きましたが、無事に終える事が出来ました。当HP作成者も僧侶として随喜致しました。
 後日、法要中の写真も掲載したいと思います。今後、当寺のちょっとした見どころとして、多くの参拝者に来ていただければと思っております。
カテゴリー:お知らせ
2013年01月06日 16時12分
初参り朝課 平成25年
謹賀新年。本年もよろしくお願い致します。

 今年も、午前10時より、朝課が行われました。昨年と同じく、朝課とは別に、仏殿(楼門の2階)で仏殿諷経もお勤めしました。
 韋駄天諷経はもちろんのこと、その他に、弘法堂と当山の鎮守である秋葉三尺坊の前でもお勤めしました。
カテゴリー:行事報告
2012年11月25日 13時27分
涅槃像建設中
 現在、旧位牌堂跡に、永代供養塔として涅槃像を建設しております。2013年1月26日に開眼供養の予定です。
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2012年09月27日 23時13分
阿弥陀如来供養(弥陀さん、虫供養)
 9月26日、当寺の年中行事である「弥陀さん」の法要が行われました。これは、元来地元の在家の人達が、独自に行ってきたもののようですが、現在では主催が当寺に任され、細々と継承しております。虫供養というのは、どうしても農作業の際に駆除しなければならない虫に対して供養するといった意味があるようです。
 非常に音楽的な節(旋律のようなもの)が、念仏についており、また鉦や締太鼓の音が耳に響き、音楽の専門家である当HP作成者にとっては、興味をそそります。残念なことに、伝承者の高齢化が進み、存続が危ぶまれているようです。
 いずれ、この音楽的な部分の採譜(五線譜化)を試み、保存に努めたいと考えております。


* 当寺で使われている鳴らし物(楽器)類

珍しく、こんな楽器が使われています。


* 9月26日の当寺の模様です。


 この行事と関連して、当寺と市内荒尾町の清水寺(せいすいじ)とお隣の知多市にある法海寺の念仏講が合同で、祭壇に掲げる掛軸を持ち寄って、行事を行っております。場所は、当寺と清水寺と法海寺を毎年、ローテーションで回しています。それぞれの念仏講は、伝承する節が異なっており、一緒に唱えることができないので、披露するのは会場になった念仏講です。今年は、9月27日に法海寺(実際は、法海寺に隣接する常光院)で行われました。こちらは同地の町内会など、手厚いサポートがあり、しっかりと伝承しているようです。


* 9月27日、法海寺(実際は、常光院)に設けられた祭壇
真ん中が「阿弥陀如来」(清水寺)、右が「観世音菩薩」(当寺)、左が「勢至菩薩」(法海寺)。

 それぞれの掛軸について、以下のような、いわれがあるようです。

 阿弥陀如来は、清水村の九郎三郎という人が武田軍に奉公した折に持ってきたもので、観世音菩薩と勢至菩薩は姫嶋村の衛門九郎が、当寺の寺宝「聖徳太子像」と一緒に持ってきたようで、九郎三郎と衛門九郎は、兄弟だとか~。
 一方、寺本村に孫市という人がいて、九郎三郎と同じく、武田軍に奉公していて、戦の時に敵の陣太鼓を奪い取り、家宝としたところ、縁あって尊像に帰依し、この太鼓と鉦で合わせて念仏を唱えるようになったとか~。
* 清水寺(東海市荒尾町)所蔵の『大念仏虫供養縁起』(『東海市史 資料編 第一巻』(愛知県東海市1971年)の翻刻から要約。
カテゴリー:行事報告
2012年08月16日 08時50分
お盆の行事
 今年も恒例の行事が、無事に終わりました。
 右の写真は、本堂内の「盆大施食会法要」直前の様子です。
下の写真は、「精霊送り」の様子です。

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2012年06月10日 15時46分
知多四国巡拝
 毎年の恒例行事として、2日間に分けて、日帰りで知多四国巡拝をしております。今年は、6月8日、15日。早朝に当寺に集合し、ジャンボタクシーを借りて、巡拝します。
 無事に第1日目を終えることができました。今回は住職が急用のため、当HP作成者が先達を勤めさせていただきました。普段は、当寺で朱印を押しているだけなので、実際に廻るのは、初めてでした。良い体験をさせていただきました。
 番外を含めて98カ寺。宗派を問わず、いろいろなお寺さんを見ることができるので、お参りしながら、ちょっとした観光気分を味わうことができます。興味ある方は、ぜひご参加ください。
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2012年06月10日 16時38分
永代供養塔の建設
 当寺では、現在、永代供養塔の建設を予定しております。もともと当寺には無縁塔はありましたが、永代供養塔はありませんでした。永代供養を望む声があり、建設が決定しました。
 どんなデザインにするかということで、長らく計画が進みませんでしたが、涅槃像に決定しました。
 場所としては、旧本堂の跡地に建設される予定です。

【篠栗四国1番札所南蔵院の涅槃像】


【当寺へお迎えする予定の涅槃像】

 余談ですが、当HP作成者は、現在、大学院で仏教音楽としての盲僧琵琶(天台宗玄清法流、常楽院法流)の研究をしておりますが、その御縁で篠栗四国の札所の和尚さんと知り合うことができました。 今年の3月、その和尚さんへ盲僧琵琶の取材の折、篠栗四国の札所を何カ所か案内してもらいました(篠栗四国は、知多四国とともに日本三大新四国霊場として提携しております)。その時に撮った1番札所の南蔵院にあった涅槃像の写真を当寺の住職が見て、インスピレーションを得たようです。もちろん、大きさ的に南蔵院には全く敵いませんが~。

「追記」
10月4日に住職が中国へ検品に行きました。左下の写真の涅槃像を当寺にお迎えする予定です。御影石で制作されました。


カテゴリー:お知らせ
2012年04月11日 13時45分
弘法大師御正当
 本日は、弘法大師様の御命日(旧暦)です。今年度の最初の行事となる弘法大師御正当法要と、引き続いて壇信徒総会が行われました。
 弘法堂には、写真のようにお供え物が供えられていますが、毎年のように参拝者の収容人数の関係で、法要自体は本堂で行われました。本堂正面には弘法大師の掛軸が掛けられています。
 弘法堂の片隅には、小さな木魚があります。地元の人たちの昔からの習慣で、法要が始まるまでの間、外へ向かってひたすら木魚を鳴らしてお参りするということです。お遍路さんなど、外から来る参拝者と一緒にお参りをするといった意味合いがあるようです。






弘法堂


本堂


総会
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2012年01月01日 11時48分
初参り朝課
謹賀新年。本年もよろしくお願い致します。

 今年も、午前10時より、朝課が行われました。楼門(仏殿)が落慶して、初めての年明けです。朝課とは、別に仏殿で仏殿諷経もお勤めしました。
カテゴリー:行事報告
2011年10月01日 22時33分
姫島のお祭り
 今日は、お祭りの前夜祭でした。ここに写真を掲載します。昨年は楼門がまだ工事中でしたので、今年初めて楼門をくぐって、御神輿の行列が到着しました。
 行列に伴う真っ赤な顔をした猩々(しょうじょう)も相変わらず迫力があります。地元の人たちは、ショウジョウメッタと呼んでいます(右下の写真)。聞くところによると、こういった猩々祭りは、鳴海(名古屋市緑区)の方が発祥だとか~。
 姫島の八幡社を出発して、町内に祀られている数カ所の秋葉さんの前で、お囃子を奉納(演奏)し、最後に当寺の弘法堂と本堂の間に祀られている秋葉さんの前で、同じようにお囃子を奉納します。そして一晩、当寺の弘法堂で御神輿、猩々、提灯等を一式安置し、翌日の午前中に八幡社へお囃子とともに行列をつくり戻っていきます。

翌日の本祭の写真↓


  当HP作成者にとっても馴染み深いお祭りですので、こういったお祭りの由来や、そのお囃子(音楽)について興味があります。いつか調べてみたいと考えております。


猩々(ショウジョウメッタ)↓
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2011年08月14日 22時52分
東海まつり花火大会
 昨日、毎年恒例の東海市の花火大会がありました。
 境内が整備されて、今回が初めての花火大会です。右は、楼門の外からの写真。下は楼門の中から撮った写真です。

カテゴリー:地域の行事
2011年07月31日 19時06分
楼門のメンテナンス
 落慶して、もう5か月が経とうとしています。気候の変動で、新しい木材だけあって、少しずつ変形しているようです。現在、メンテナンス中です。しばらく、通行止めとなります。ご了承ください。

「追記」
 ひとまず、通行できるようになりました。

カテゴリー:お知らせ
2011年04月08日 22時16分
楼門落慶法要、先住忌、当日の様子
 法要当日の写真です。頂いた写真よりアップさせていただきます。
 右は稚児行列の様子、下は本堂内の先住忌の様子です。

カテゴリー:行事報告
2011年03月31日 00時23分
東海タイムズの記事
 平成23年3月20日に地元の新聞、『東海タイムズ』に落慶式の模様が一面で紹介されました。これも画像が不鮮明ですが、アップします。
カテゴリー:行事報告
2011年03月30日 23時55分
中外日報の記事
 平成23年3月12日の『中外日報』で当寺が、取り上げられました。タイトルは「三代の願いが実る」です。
 今回の伽藍復興についてが紹介されています。画像が不鮮明ですが、アップします。
カテゴリー:お知らせ
2011年03月07日 00時43分
楼門 落慶式
 平成23年(2011年)3月5日、楼門の落慶法要が行われました。引き続き、先代の住職の17回忌の法要と記念式典が執り行われました。
 おかげ様で、歴代住職から受け継いでいた念願がついに叶いました。檀家総代さんをはじめとして、ご協力いただきました多くの皆様には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 昭和初期の弘法堂の新築以来、本格的な復興計画が望まれていました。平成19年(2007年)の本堂、位牌堂の完成から計画が徐々に進み、平成21年(2009年)に庫裡が完成し、この楼門でひとまず復興に区切りがつきました。
 右の写真は、落慶式前日の写真です。法要と式典には、当HP作成者も隋喜していたため、個人のカメラでは当日の写真が撮れませんでした。後日、頂いた写真よりアップしていきたいと思います。
カテゴリー:行事報告
2011年02月25日 10時56分
釈迦牟尼仏 開眼供養
 2日前に須弥壇が完成し、本堂の片隅で待機中のお釈迦様を楼門の2階に御迎えしました。本日、檀家総代さんと数人の関係者の見守る中、お釈迦様の開眼供養が行われました。
 これで、本格的な仏殿となりました。長らく曹洞宗でありながら、当寺にはお釈迦様がおりませんでした。

カテゴリー:お知らせ
2011年02月19日 13時48分
阿吽の獅子 (楼門の柱)
 左側の柱  右側の柱
カテゴリー:写真
2011年02月19日 13時36分
駐車場


 いままでは、砂利の駐車場でしたが、アスファルトで、きれいに舗装されました。
カテゴリー:お知らせ
2011年01月29日 00時01分
仏殿
 楼門の2階、仏殿の内装が完成しました。小ぢんまりとした空間です。
 中央に須弥壇が置かれ、釈迦牟尼仏が祀られる予定です。

中央の天井 ↓

カテゴリー:お知らせ
2011年01月28日 23時49分
四天王、ライトアップ
 ライトアップすると、四天王の威厳が増します。もの凄い迫力です。



楼門の夜景 ↓


カテゴリー:写真
2011年01月21日 12時10分
四天王 開眼供養
 本日、檀家総代さんと数人の関係者の見守る中、楼門に御迎えした四天王の開眼供養が行われました。楼門の方は、まだ完成しておりませんが、落慶に先駆け、通り抜けが可能となりました。
 参拝者の皆さん、ぜひ通ってみてください。
カテゴリー:お知らせ
2011年01月17日 13時52分
雪景色
 珍しく、雪が積もりました。中庭です。
カテゴリー:写真
2011年01月01日 11時48分
初参り朝課
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 本日、1月1日午前10時から、今年初めての朝課が行われました。以前は、年明け早々午前0時に行われていましたが、昨年より町内の参拝者の都合に合わせ午前10時より行われております。
カテゴリー:行事報告
2010年12月26日 11時35分
楼門と四天王
 楼門も工事の足場が取り払われ、だいぶ完成に近づいております。四天王を御迎えしました。
 お釈迦様(釈迦牟尼仏)は、現在、本堂の片隅で待機しております。いずれ、楼門の2階に御迎えし、仏殿となります。





柱の装飾 ↓


(左)増長天、(右)広目天


(左)多聞天、(右)持国天


工事中の楼門


釈迦牟尼仏(本堂で待機中)
カテゴリー:お知らせ
2010年12月09日 20時07分
研修懇親旅行
 平成22年(2010年)11月9、10日、研修懇親旅行。毎年、永平寺、総持寺、能登の総持寺祖院とローテーションで参拝しております。
 今年は、大本山永平寺へ参拝。紅葉がきれいでした。永平寺から修行を終えてまだ3か月の当HP作成者にとって、懐かしくもあり、また古参和尚さんが目を光らせているのが感じられ、ついついこの写真1枚しか撮れませんでした。
カテゴリー:行事報告
2010年10月01日 21時03分
阿弥陀如来供養
 平成22年(2010年)9月26日。「弥陀さん」と呼んでいます。読経の後、地元の人たちでお念仏が唱えられます。

 この地域では、昔からお念仏がさかんのようです。融通念仏宗の開祖良忍上人の生まれ故郷に近いということと何か関係があるのかもしれません。
 良忍上人は仏教音楽(声明)の分野で重要な人物なので、折を見て研究してみたいと思います。
カテゴリー:お知らせ
2010年11月03日 23時03分
楼門上棟式
 平成22年(2010年)8月23日、楼門上棟式が行われました。
カテゴリー:お知らせ



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