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人気の仏像

 これまで、何気なく紹介していた仏像が、思いのほか反響を呼んだので、1つのページにまとめました。

重軽地蔵 (おもかるじぞう)

 以前は、移築前の弘法堂にあったが、現在は本堂の片隅に安置されている。弘法堂にあった時は、多くの参拝者に親しまれてきたであろう。
 このお地蔵様には、願い事をして軽く持ち上がれば願い事が叶い、重くて持ち上がらなければ、まだその時期ではないといういわれがある。
 いつ頃から当寺にあったのかは定かではないが、近年になって、他所から持ってこられたものと聞く。
 中根富三郎著『愛知県東海市内 石仏地蔵をたずねて』(文芸社2003年)には、造立の目的は不明だが、元禄10年(1697年)頃に造立されたとある。

握り観音 (にぎりかんのん)

住職執筆
「握り観音」縁起

當山は慶応3年の大火の為、先々代住職より長年に渡り「境内整備復元」を念願し続けています。この度の檀信徒の誓願により御本尊十一面観世音菩薩の仏力が働き御陰様で実現可能と成って参りました。立ち退き・取り壊し・整地と工事も進んで、いよいよ本堂再建の工事が始まりました。(平成19年3月25日落慶式)この御縁によりまして、外山清治氏が玄猷寺の本尊様へ世界平和を祈願され、(平成18年1月1日)この建設現場から檜の切れ端を材料として千二百体の「握り仏」を円空彫りで寄贈し納められました。(平成18年1月11日‐4月11日8回に渡り奉納)この「握り仏」を當山本尊様の分身「握り観音」として一体一体入魂して、その大悲の仏力を衆生済度の為に廻らせ、希望される方々に受けて戴きました。一体一体受納されるうちに思いの外に大勢の人々に喜ばれ大きな反響を呼び、その数は千体(平成18年4月18日)弐千体(平成18年6月18日)と増え続け、可能な限り彫り続けて下さると云う有難い御縁を戴きました。この「握り観音」は只々ギュッと握っているだけで功徳があり心を調えて下さいます。不安な心や怒りの心など悪い心は不思議と徐々に消えて、心が落ち着き安らかで爽やかな良い心と成って行きます。その良い心の状態が最も大切で、何事も良い御縁が働き、良い方向へと結果が導かれて行きます。とにかく最も身近な最も馴れ親しみのある仏様として、何時でも何処でも、可能な限り携帯して握る習慣をつけて、大切な宝として下さい。

平成18年6月吉日


 平成25年(2013)9月に3万体をもって、制作・配布を終了しましたが、一時は非常に人気を呼び、多くの人の支えとなった仏様でしたので、ここに紹介します。


涅槃像 (ねはんぞう)

 永代供養塔として旧開山堂・位牌堂の跡地に造立された。お釈迦様の涅槃の境地を模したお姿の石像である。平成25年(2013)1月に開眼供養が行われた。
 不思議にも、造立工事が終わった時、にわか雨と西日によって、横たわるお釈迦様が、黄金色に輝き、虹が架かったという。

 永代供養塔でありながらも、参拝者の皆さんの心のよりどころともなるであろう。



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